モバイル天文ソフト3種

望遠鏡を持つほどではないけれど、たまに星座早見盤を取り出して星を探すくらいのライトな天文ファンなので、天文ソフトも気になってつい買ってしまう。
最近、アストロアーツからNintendo DS用ソフト『星空ナビ』が出たことで、PSP『ホームスター ポータブル』iPhone/iPod Touch『iステラ』と3大ガジェットに天文ソフトがそろった。

3つとも使ってみたところ、星を探す機能が最も強力なのは、やはり方位センサー付きの『星空ナビ』。まず迷わずに、目当ての星を見つけられるし、いま見ている星の名前を知ることができる。初心者向けの天体観測ガイドがしっかり収録されていてありがたい。
手軽なのはいつも持ち歩いているiPod Touchで使える『iステラ』。でも機能はたっぷりで、価格は1000円と安い。
ホームスター ポータブル』は基本的にはプラネタリウムソフトなので、星座早見としては上の2本に比べると使いにくい。機能的には申し分ないけど、現在地を設定しても記憶してくれないし、メディアがディスクなのでどうしてもデータを読み込むのに時間がかかる。
値段相応、ではある。
実は、星座早見として気になるのは、明るさの調節ができるかどうか。
PSPはこれが3段階しかなくて、最も暗くしても、天体観測の際に使うにはまぶしすぎる。しかたがないので、赤い透明なアクリルパネルをディスプレイの大きさに合わせて切り出したものを、髪用の輪ゴムで取り付けて使っていた。
iPod Touchはかなり暗めにもできるけど、一度ソフトを落として、本体の設定アプリを立ち上げてから調節しなければならないので、ちょっとめんどう。
『星空ナビ』はソフトの中で調節できて便利。
とは言っても、なかなか、これで完全に観測の邪魔にならないとは言えないのが、残念。
厳密に明かり対策をするなら、赤色の懐中電灯で星座早見盤を照らしながら、ということになってしまうのかな。