倒されたフセイン像がやっぱりフセイン像だった件について

もう古い話なんだけど、1月26日にTBSで放映された『筑紫哲也VS爆笑問題の「拝啓ブッシュ大統領閣下!!あなたが語らない10の秘密」』のなかの、フセイン像について検証した部分について。

イラク戦争で倒されたフセイン像が実は別人のものではという説がある。フセイン政権崩壊を印象づけるため、フセイン像が倒れる映像をアメリカ政府が欲しくて演出したのでは、というのだ。『戦争広告代理店』に詳しく書かれているように、アメリカ政府が業者に依頼して世論操作しているのは知られた話しだし、そのときは、まあそんなこともあるかな、と思って見ていた。

ところがこれ、アジアプレスの綿井健陽氏が一年も前に取材して否定していたことだった(リンク先ページの「▼あのフセイン像は、結局サダム・フセインでした。(04年1月3日)」参照)。なんだよー。スカル&ボーンズを取り上げて陰謀論を展開してるあたりで胡散臭い番組だなと薄々感じてたのに。