よりぬきズーニーさん

ほぼ日刊イトイ新聞山田ズーニーさんの連載「おとなの小論文教室」が本になった。
『おとなの小論文教室。』河出書房新社
amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309017444/
bk1:http://www.bk1.co.jp/product/02632910

書評を書きたいところだけれど、仕事をほっぽり出して全力で立ち向かわないと書けそうもないので、ズーニーさんの凄みがわかってもらえそうなコラムをいくつか抜き出して紹介します。

http://www.1101.com/essay/2002-05-01.html
不足こそ、潜在力を生かす。

http://www.1101.com/essay/2002-07-10.html
大きな不安が訪れたら、
自分の願いは、大きく、深いのかもしれない。
そこに自信をもった方がいい。

http://www.1101.com/essay/2002-10-09.html
そこで、必要になってくるのは、
「取材力」だと思う。
自分の経験値からだけでは語れないものを、
探したり、集めたりする力。
しかも、すでに形になったものからだけでなく、
オリジナルで引っぱってくる力だ。

http://www.1101.com/essay/2002-11-06.html
そのとき体の芯がつかんだ。
動機が1つ、は、いけないんだ、と。
動機はいくつもあったほうがいいのだと。

http://www.1101.com/essay/2003-04-16.html
自分がいま、この手で紡ぎ出せないものを、
自分には、ちゃんとイメージする力がある。

http://www.1101.com/essay/2003-12-03.html
自分の中にもともと個性はない。
自分の中にもともと才能はない、としてみる。
自分の個性は、人に出会って、関わって、
自分の価値をみとめた相手の中にあると考えてみる。

http://www.1101.com/essay/2005-05-11.html
相手に返事をせまるまえに、「伝え」ましたか?

http://www.1101.com/essay/2005-11-30.html
私は、アイデンティティは、どうも自分の中にはないな、
と感じていた。

郵便ポストとか、
メールを受信する音とか、
インターネットの中に、
どうも、ありそうな匂いがする。

http://www.1101.com/essay/2005-11-02.html
自分の畑から言葉をはやし、畑を耕しつづけるには、
面倒と不安を引き受け、
自分の頭で「考える」しかないのだと私は思う。