日本人女性がK2登頂!

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/08/03/01.html
スポニチの記事から。よくわからないボクシングの試合なんぞが霞むニュース。
東海大学K2登山隊の公式ページもある。
http://www.u-tokai-k2.jp/
まあ、僕だって、このところK2の本を立て続けに読んだからこの凄さがわかるんだけど。
http://d.hatena.ne.jp/bookcharm/20060718#1153225938
http://d.hatena.ne.jp/bookcharm/20060801#1154432303

だいたい、麓まで10日ぐらいトレッキングしないとたどり着けないんだよ。登山隊のサイトにある写真を見ればわかるようにどこを見ても急峻。上りやすいルートというものがない。東海大部隊のサイトにも書いてありますね。
http://www.u-tokai-k2.jp/konnan.htm
そして、やたらと登山者の命を飲み込む。『K2 非情の頂―5人の女性サミッターの生と死』によると、

 つまり、二〇〇三年の登山シーズン終了時点で、エヴェレストの登頂者総数は二〇〇〇人近くなるが、K2の登頂者総数は二百人に満たないものの、それまでの犠牲者数は、エヴェレストの一八〇人に対し、K2は五十三人。百分率で言えば、エヴェレストの九・四パーセントに対して二七パーセントにのぼる。四十五度から六十五度におよぶ急傾斜と厳しい天候、酸素ボンベや重荷を背負ってくれる高所ポーターの不在といった悪条件が重なるため、生半可な気持ちでK2に挑む人は稀だし、顧客気分の人もほとんどいない。そうした見分不相応な人を支援するための仕組みがK2にはない。その結果、K2は一線級のクライマーたちを魅了し、それでいながら死亡率を著しく高めている。(p12 文字強調は筆者)

お二人が無事に下山することを祈るばかり。ほんとに。