5x3カードの使い道。あるいはスケジュールとToDoリストの役割について


店頭で見かけて気にはなっていたものの用途が思い浮かばなかった5x3カード。『みんなの手帳』(手帳愛好家委員会編)に、デザイナーのマイク・エーブルソンさんが朝起きたら一日にすべきことをメモして持ち歩いていると紹介されてて腑に落ちてしまったのでまねすることに(買ったのは「インデックスカードキャリアー」という商品名になっていて、ケースが主でカードの方は従の商品。この店、これだけ売ってて補充用のカードは売ってない。なぜだ)

要はその日限定のToDoリストなんだけど、じゃあ、ロディアなりなんなりのメモ帳でいいんじゃないかというと、これが薄っぺらいメモ用紙じゃ紛失しかねない、私は。厚紙のカードであることの安心感はけっこう大きい。

スケジュール帳に書き足せばいいかというと、いま使っている見開き1週間の手帳ではスペースが足りない。逆に言えばほぼ日手帳に代表される1日1ページタイプの手帳を使ってる人ならその中で完結させればいいわけだけど、ちょっと注意が必要だ。それは、スケジュールとTodoリストの役割の違いを明確に認識すること。いやその方が僕の感覚に合ってるというだけのことだけど。

スケジュールの基本はどの時間に予定が入っていて、どの時間は空いているかを確認するためのもの。だから、スケジュール帳はやっぱり時刻目盛りが入ったバーチカルタイプが基本になるんだろうと思う。そしてToDoリストはスケジュール帳に書かれている予定も含めたその日やるべきことすべてのリストなのだ。スケジュール帳にToDoリストの役目まで負わせちゃいけない。僕はどうもこれがごっちゃになっていた。だから時間の使い方が下手なんじゃないかと思う。つまり、空白の時間をしっかり把握できていないのだ。

本の中でマイクさんも云ってるけど、ToDoリストは、終了したタスクを線でつぶすなりチェックボックスにチェックするなりしたときの達成感が大事。結果がすぐ目に見えるからモチベーションを確保しやすい。これもマイクさんが云ってるけど、自分が忘れっぽくてしかたがないってのがToDoリストを必要とする最大の理由なんだけど(笑)

ちなみにモールスキンのポケットサイズより一回り小さいので、当然、背表紙裏のポケットにもすっぽり収まる。