今年をふりかえって

意気込んで買ったものは案外使わなくなるもので、何気なく使い始めてみたらいつの間にか手放せなくなっている文房具というものがあるもんだな、と気がついた年だった。今年出会った(気がついた)、そんな良品をリストアップしてみた。なにしろ実績を積んでいるので、自信を持って「良い」と云える。

  • マルチパートファイル(エグザコンタ)

http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/ctlg0793.html
以前にも少し書いたけど、毎日持ち歩くのでぼろぼろになっている。手元に来た資料類はとりあえずこいつに放り込んで分類し、持ち出す必要のなくなったものは捨てるか、個別フォルダに入れて事務机の一番下の引き出しで保管する。この流れができて書類の整理がすっきりできるようになった。“いま”仕事に必要な書類はすべてマルチパートファイルに入っているので、なにか仕事のアイデアに詰まったときなんかはこのなかを覗いて書類をあれこれ眺めているうちにヒントを見つけることもある。

http://www.wada-denki.co.jp/bunguho/ctlg0371.html
マウスパッドになるブロックメモというかブロックメモになるマウスパッドというか。会社の机の上で、仕事の指示や電話を受けた際のメモを取るときに使っている。なんでも聴いたことはとりあえずここにメモしてから必要な場所に転記する。以前はそのへんにある裏紙やロディアのNo13なんかを使っていたのだけど、それだと1枚1件のメモになりがちでなんだか無駄が多いな、と感じていた。机の上もすっきりするし。リンク先の商品説明では下辺のみが綴じられているが、僕が使っているものは左辺と下辺が綴じられている。

http://www.staedtler.co.jp/products/01_writing/06-mechanical-pencil/index.html#774
信頼文具舗「トリプラス SPRGセット」を買って出会ったシャープペンシル。三角軸がこんなに手になじむものだとは思わなかった。軸の太さも重量も僕の手にちょうどいい。ノックするとにゅっと出てくるペン先の口金先端はパイプ型ではなく、ちょっと珍しいボールペンみたいなコーン型。見た目は芯がむき出しな感じで不安定だけど、おかげで筆記面の視認性は良い気がする。消しゴムは繰り出し式で露出しているのでちょっと汚れが見えて気になるが、ノックする親指が痛くならないのはうれしい。手帳用にしている。

  • VERSATIL5216(コヒノール)

http://bundoki.com/?pid=537053
2mmの芯ホルダー。前述したCLIC-BLOCの相棒になっている。インクじゃないから「書けない」ということが絶対にないので、とにかくすばやくメモを取るのに芯ホルダーは最適。鉛筆と違って削らなくてもノック一つで芯を出せるし、シャープペンシルのように芯が詰まることもないし。ノックする部分の金具が小さいけど、軽い力で押せるので親指も痛くならない。

http://www.kokuyo.co.jp/stationery/dotliner/series/dotliner/index.html
貼ってはがせるタイプを愛用。これでもそう簡単には剥がれないもんだし、この製品はこちらでこそ力を発揮すると思っている。切り取ったメモをそのへんに貼ったり、プリントアウトしたものを手帳に貼り込んだり、あるいは仕事でちょっとポスターやチラシをデジタル画像にしたいことがときどきあるんだけど、スキャナーがないときはこいつを四隅にちょいちょいと走らせて壁に貼り、デジカメで撮影したりする。