初めての0.7ミリ

リーガルパッドの黄色に合わせて愛用していたLAMY Tipoのオリーブ色をクォバディスのライティングパッドに差して持ち歩いていたら、いつの間にかペン先がどこかへいってしまった。涙々々々々々。心の穴を埋めようと、新しい筆記具に手を出すことにした。シャープペンシルだ。

学生時代には0.5ミリのありふれたペンを使っていたものの社会人になってからはまるで興味がなかった。文房具に熱を入れだしてからもローラーボールの書き味を楽しむばかりで、鉛筆は少し使っているけど、シャープペンシルは用途を思いつかず、横目で眺めるばかりだった。

だいたい、鉛筆やシャープペンシルはそれなりに筆圧をかけて書くものだという思いこみがあった。僕はローラーボールが好きなくらいで、筆圧が弱い。しかし、濃い芯を入れた芯ホルダーは筆圧をかけなくても書きやすいというし、太めかつ濃い芯ならリーガルパッドへラフにメモするのにも向くんじゃなかろうかと思った。

とりあえず近くのホームセンターでPILOTのS3、0.7ミリと2Bの芯を買ってみた。いや、驚いた。軽やかで優しいタッチ。柔らかい芯ならほとんど筆圧いらないんだな。太いから柔らかくても折れる心配がないし。知らないうちにシャープペンシルの芯というのは性能が上がってるんだなあ。

本来、太い芯は折れにくいから筆圧の強い人向け、ということになってるのだが、どうだろう。楽に握っても視認性の高い文字が書けるんだから、濃い芯を使えば却って筆圧の弱い人向けかも。次は0.9ミリを試してみよう。このままだと芯ホルダーにも手を出しそうだなあ。