『クローズド・ノート』万年筆リスト
『クローズド・ノート』雫井脩介/角川書店
読んだ。主人公の女の子が万年筆好きのうえに文房具店でアルバイトしているので実在の万年筆がたくさん登場する。いちばんおいしいところを持って行くのは架空の商品だけど。キャンパスノートが物語を動かす、とても重要な役割を負っていることもあり、文房具ファンには楽しい作品。お話そのものは、いろんな意味で「ずるい」と思った。読ませる力がある。
万年筆は詳しくないので、登場する品がどんなものなのか、ネットにある情報を探してみた。できるだけメーカーのサイトにリンクを張ってある。
- モンブラン マイスターシュティック149(かつての主人公がイメージしていた典型的な万年筆)
- デルタ ドルチェビータ ミニ(主人公の愛用品)
- アウロラ ミニ・オプティマ(主人公の勤める文房具店の社長の一人娘=可奈子=の愛用品)
- ペリカン スーベレーン400(主人公曰く「定番中の定番」「派手でも地味でもなく、ただ、万年筆らしい気品を保っている」)
- ペリカン スピリット・オブ・ガウディ(万年筆オタクが試し書きした)
- ペリカン トレド(万年筆オタクが試し書きした)
- アウロラ ダ・ヴィンチ(万年筆オタクがネットオークションで入手したらしい)
- ビスコンティ コペルニクス(万年筆オタクがネットオークションで入手したらしい)
- モンブラン バーンスタイン(万年筆オタクがネットオークションで入手しそこねたらしい)
- ドルチェビータ オーバーサイズ(主人公が売りたかった)
- モンブラン 作家シリーズ(万年筆を売るコツの話で引き合いに出される)
- ビスコンティ ヴァン・ゴッホ(イラストレーターの青年=石飛=が試し書きした)
- スティピュラ イ・カストーニ(石飛が試し書きした)
- ラミー2000(主人公曰く「黒が基調のシンプルなデザインだが、それがおしゃれとも言われているし、男の人は案外こういうのが好きなのかもしれない」)
- アウロラ アスティル(主人公曰く「キャップのクリップにラピスラズリが埋まってて、胸ポケットに挿すとおしゃれなんですよ」)
- ふでDEまんねん(石飛に可奈子が勧めてみた)
- ウォーターマン カレン(石飛が目を走らせた)
- ウォーターマン レタロン(石飛が目を走らせた)
- ウォーターマン セレニテ(主人公曰く「格好いいペンですよね」)
- デルタ オールドナポリ(主人公が石飛に勧めてみた)
- カランダッシュ メットウッド(主人公が石飛に勧めてみた)
- パーカー デュオフォールド(主人公が石飛に勧めてみた)
- クロス ヴァーブ(主人公が石飛に勧めてみた)
- ウォーターマン リエゾン(主人公が石飛に勧めてみた)
- デュポン フィデリオ(主人公が石飛に勧めてみた)
- モンブラン スターウォーカー(伊吹先生の愛用品?)
- カルティエ ディアボロ(伊吹先生の愛用品?)
- スイート(主人公がバイトする店のオリジナル)