iPod touch をテキストビューワーにする
いまこそ携帯できるテキストビューワーがほしい
http://d.hatena.ne.jp/fukuroneko/20080926#p1
ということを書いてから、ひと月ほどで結局はiPod touchを買ってしまいましたよ(扱うファイルがテキスト主体なので最小の8G)。
10日ほど使ってみて、テキストビューワーとしても充分に使えることがわかったので、どんなことをしているのか書いてみる。
前述のエントリで書いたように主にメルマガを読むことが目的なので、gmailにiPod touch用のアカウントをつくって自動的に転送させている。ほとんどはこれで解決。
ただ、α-synodosだけは圧縮されたテキストファイルが添付されてくるので、一手間かける必要がある。しかもけっこうな大きさなので、メーラーでは扱いにくい。
そこでテキストビューワーを探してみると、
の2つが候補に挙がる(リンク先はiTunes Store)。
いずれのアプリも使い方を解説したブログの記事がいくつもあるので(特にStanzaは充実している)、ここでは使ってみての印象を書く。
Stanza
HTMLやPDFも扱えてすばらしい。なにより無料。
ファイルの読み込みにはデスクトップ版Satanzaを使う。MacのほうでもStanzaを起動してファイルを読み込むと、iPod touchのほうにもダウンロードされるので手軽で良い。
ネット上のサーバーからもダウンロードできるけどURLを手打ちしなけりゃならないので、あまり現実的な方法ではない。
インターフェースの華麗さではBookZに一歩ゆずる。さらに、ちょっと動作が不安定で、ときどき落ちる。
BookZ Text Reader
600円の有料アプリ。テキストしか扱ってくれないが、画面をタップするとページがめくれるアクションが素敵。タップする場所とアクションの割り当ては設定を変えることもできる。
ファイルは適当なサーバーにいったんアップしておいてからBookZのほうでダウンロードする必要があるのでちょっと面倒ではある。でもこのアプリからSafariが使えるので、サーバーまでたどり着くのは難しくない。ブックマーク機能も付いているので次からはもっと簡単。
サーバーはなんでもいいようで、MicrosoftのSkyDriveでも、最近はやりのDropboxでも使えることを確認した。ただ、どういうわけか、「公開」や「Public」のフォルダーからしかダウンロードできなかった。なので、ダウンロードしたら消しておきましょう。
自分のMacとiPod touchを「インターネット共有」すればデスクトップから直接ダウンロードしてこれると思うんだけど、いちいち設定変えるのもさらに面倒なんで却下。
いずれも、一長一短、というところ。とりあえず可読性はいずれも期待以上に良かったので、おおむね満足。
それにしても、使うまで気がつかなかったんだけど、どちらのアプリもどこかのサーバーなり自分のMacなりからファイルをダウンロードしてこなければならないのは、なんか納得がいかない。せっかくUSBケーブルでつながってるのに、と。Appleがこのあたりの仕様を公開してないのかな。
蛇足ながら、α-synodosのテキストは強制改行で桁揃えしてあるので、適当なテキストエディタでこれを取り払っておいた方がいい。でないと変なところで改行されて読みにくい。